デジタルサイネージはCDROMやUSBメモリでコンテンツを切り替える方式からクラウドを利用した方式に切り替わりつつあります。従来の方式ではコンテンツ交換に手間と時間がかかるのがネックでしたが、デジタルサイネージのクラウド対応によって動的にコンテンツを切り替えられることで保守費用が大幅に削減できると期待されています。また、クラウド対応は共通ハードウエアの利用も可能にしますのでハードウエアの面でもコストカットが期待できます。デジタルサイネージのクラウド対応では主にコンテンツの切り替えが注目されますが、コンテンツ自体の作成はデザイナーなどが行うケースが多いです。
しかし、作成においてもクラウドは変えようとしています。従来のコンテンツは専用のソフトウエアで作成することが多いのですが、このソフトウエアをクラウドで実現することで特別なソフトウエアを必要としない、ウェブ上で完結させることが可能になりました。絵や動画は個別に作成してもいいですし、テンプレートとして用意されている物を利用してもかまいません。デザイナーなどに発注すること無く、典型的なデザインであればウェブ上で無料で作れます。
その際、動画の圧縮なども自動で設定されますのでパソコンや映像制作に詳しくない方でも作成できて、配置もできると評価されています。特にお店の記念日やセールなどを知らせる際にタイミングもウェブから設定できるのも好評を得ています。